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世界一の朝食

自己と世界の隙間について考えるブログ。

私がジャニーズの女装を愛する理由。

 

私は、女装している青年が大好きです。こう話すと、大抵「この人はヤバイ人だ」というような顔で見られるのですが、私は全然ヤバくないです(と、思っているちょっとヤバいオタクです)。

 

ジョッシー松村さんについて

異性装というものは、一定の支持を得ているはずなのに、どうしてこんなに表立って語られないのだろう。私がそういう文献に疎いだけなのだろうか。もうすぐキスマイの6th アルバム、『MUSIC COLOSSEUM』が発売されますね。私はお察しの通り、二階堂さん扮するジョッシー松村さん(扮する、って言っちゃいけないのかもしれない)がすごく好きです。キスマイのことは何一つ知らないけれど、『I SCREAM』に収録されている「ジョッシー松村のSCREAM」からの“まっちゃん”ファンです。新規だし、茶の間だし、にわかです。すみません。

「ジョッシー松村のSCREAM」の中では、“冴えない女子”であるまっちゃんのbeforeバージョン(黒髪ロングストレート&メガネ)と、大好きな玉ちゃんを誘惑するために一念発起して始めたチアリーディングに輝くafterバージョン(金髪ショート&メイク)が登場します。※あまり関係ないですが、まず、この“冴えない女子”というワードから生まれたであろう“ジョッシー松村”というネーミングセンスの軽薄さから二階堂くんの純粋性が垣間見えていてとても可愛らしいです。思考単純かよ!となります。※ このbeforeバージョンの黒髪モサまっちゃんはスカートも長く、いかにも運動しない暗い女子という感じ。そこに現れるライバル、千子(仮名)さん。千賀くんの女装です。(ニカ千の噂はフォロワーさんからよく聞いているので、ここでもニカ千を発揮させる二階堂くん、思考天才かよ!)千賀くんは金髪の毛先が可愛くカールした印象のツインテール女子に。玉森くんの鼻をチョンっと突ついておどけてみせる姿が非常にチャーミングです。そして変なリアクションでそれを受け止める玉森くんの顔もついでにとても可愛い。普通に男子役ですが。その千子さんの玉森くんへのアプローチに嫉妬し、絶望し、そこから一念発起に至ったまっちゃんはゴミ箱から飛び出し(絶望したときに隠れてしまったのです)、トレーニングに励み、皆さんお馴染みのあの金髪がかわゆいまっちゃんになります。

男子の女装において、ショートカットのウィッグはハードルが高いと聞いたことがあります。男子は女子よりも骨格が凛々しくて、顔回りのラインを出すことによって“女の子”になりにくいということらしいのです。二階堂くんは顎がしっかりしてて男性的にカッコいいフェイスラインなので、まさにショートカットは危うい………かと思いきや、それが逆に、イイ!超イイ!!男性的な顎はそのままに、無邪気で元気な笑顔とダンスが“まっちゃん”のチャームポイントとして可愛らしく存在していることが、女装フェチとしては堪らないです。ありがとうございます。

新しいMVの方ではマッチョな裸体のお兄さんを背後に従えて踊っている図が予告で流れていて、こんな天才なことあるかと頭を抱えました。女子が憧れる“マッチョ”に囲まれる女装のまっちゃん。前回のMVでもたくましい体操のお兄さんたちをバックにつけていましたが、二階堂くんも腕や胸筋が標準的に鍛えられているのでやはり「男がチアをやっている」というイメージが拭いきれなかったのですが(私は逆にそれが好きなのですが)、更にマッチョな男を従えることで自らの華奢性を強調する意図があるのではないかなと思います。戦略としては最高だし、自らの女性性を高めようとする姿勢、アッパレです。

私が知っているのはジョッシー松村に扮している二階堂くんだけなのですが(扮している、と言うとやっぱり怒られるのかな)、この仕事ぶりを見るだけでも二階堂くんの世界観の構築についてのザックリ加減(笑)や真摯な姿勢、メンバー間のやりとりが伺えて、すごく楽しいな~!と思います。こういうのもとても好きです。

 

 

キャンジャニ∞

私が本格的に「女装フェチ」を意識し始めたのは、2015年の関ジャニ∞のシングル「前向きスクリーム」のキャンジャニ∞盤を買ってからだと回想します。ゲームアプリのCMに起用されたキャンジャニが本当に、本当に、ほんとうに可愛くて!!!関西のジャニーズって軽率に、無駄に本気度の高い女装をしてくれるので一生愛しています。

○横子

色が白い。切れ長の目と優しい色の唇って、男性でも女性でも美しいのだなと思います。いかにも大和撫子という雰囲気なので、今度は着物とか着てみてもキレイなんじゃないかな。ちょっとオジサンとこの後、どう?(キャンジャニの皆さんに対する私の視線は、完全にホステスに来たオッサンのものです)顎も細くて身体もスレンダー、女性にしては少し身長が高すぎる・足が長すぎるということはさておき、ビジュアルは100点満点。これをさらに女装フェチ的に120点にするのがあのハスキーボイスです。完全なオネエ言葉を喋っちゃっているのがやっぱりちょっと可笑しいんですが、“良いオンナ”を取り繕って喋るようなあのハスキーボイスが、ほんと堪らない。デートしてほしい。いや、デートを志願するからそれを丁重にお断りしてほしい。「何言ってんのアンタ、あたし、男よ」

○ヤス子

ボブが可愛い(涙)。基本的に私はボブの女の子が好きで、これは女装でも女子でも変わらないのですが、ヤス子のボブはホント超好き。(語彙が無くなりつつある)MVやポスターでしおらしく目を伏せたり、ニコッとこちらに微笑んだりするの、本当に分かっているなぁと思います。安田くんは元々ゴツい男性ではないので、女装もハマりやすいんだと思いますが、シンプルにヤス子顔が可愛い。サイズも可愛いし、ほっぺが可愛い。ボブカットの女の子って頬が可愛いんですよね。それでも隠しきれないイケメン男子としての鼻筋や肌質がステキです。ヤスくんかっこいい。

○すば子

女装の中でも1番語りにくいのが、このタイプです。元々中性的に美形で、女装というか最早普通に可愛い女の子になってしまうタイプ。これについて語るの私苦手です。考えるより感じてしまう。しかし可愛いものは可愛い。例え微笑まなくたって、例え少しだけ他の人よりイカ焼が好きだったって、自分が美しいということを知ってるすば子。強い。太刀打ちできない。そして女装をしてもめっちゃ下ネタ言うのよね、もう分からない。私は渋谷すばるという人が分からないっす。

○錦子

キターーーーーーー!!私が好きなタイプ!!元々おとこ顔、スレンダーなのにどこか武骨、さらに女装に対して照れがある(←ポイントが高い)のが私の好きなタイプ。ぱっつん前髪にウェーブがかったロングの髪の毛(これで錦戸くんの男性的要素を消している)、という、どちらかというと量産型のルックスでありながら、男性的な可憐さがすごくて全然量産されてないのが可愛い。ちょっと滑舌がわるかったり、ハスキーボイスだったり、男の性を隠しきれてないし完全に隠すのが恥ずかしいってもう、錦戸くんってなんて可愛いんだろう!!!!!!!めちゃくちゃ可愛い!!!女装がかわいいというか、中身の男子が男子として可愛いわ!満点!あなた合格よ!!!

○村子

村子さんに関しては、前述した“男の中の男”が中に入ってるタイプなので好みではあるんですけれど、自己プロデュース力が高すぎてちょっと畏敬の念を示して距離を置いてしまう。キャンジャニ∞盤に収録されているラジオ音源「キャンディーアフタヌーン」でも、他のメンバーがめっっっさ男子口調を丸出しにしてベラベラ喋る中、一人だけ「永遠の“聖子ちゃん風”アイドルです」みたいな上目遣いをやめないプロ根性。ラジオですが上目遣いが分かるから、聞きながら「この人ホンモノだな……」と思いました。絶対に憧れの人聞かれたら松田聖子さんです、って言うだろ村子ちゃん。スイッチが入ると最後まで可憐な女子を演り通す“オトコ”気が好きです。

○丸子

丸山くんは基本的に、何をしていても自然体なイメージ。飾らないし、自分を自分以上に見せようとしない人(だという外野からの印象)。だから丸子ちゃんになっても、ギャグ連発するし、倉子に絡んでいってめちゃめちゃウザがられるし(ここのブス攻撃好きです)、楽しいキレイなお姉さんって感じだな。ウィッグは錦子と似ているんですけど、丸子のほうが洗練された姉御というオーラを醸しているの不思議ですね。ホクロのせいかな。丸山くんのホクロって女装してくれるまで意識したことなかったんだけど、とても良いホクロしてますね!ホクロは最強。

○倉子

キャンジャニ∞で推しといえば、私は即答で倉子ちゃんです。ツインテールはずるいよ。可愛いよ。そしてツインテールだけじゃなくて、ちょっと高飛車っていうか、自分を悪女風にして高めているところ。オンナとしてめちゃめちゃ位が高くて好き。思いっきりお尻蹴られたいし、振り回されたい。(感想オッサン)倉子ちゃんは元々美形ですが、中性的と言われれば中性的なんだけど、そこまで女性的でもないのかな?と思うんですよね、鼻筋がよく通っているのは男性的なイメージがあります。それが逆に、女の子をしたときに気品になるというか、「私はアナタたちとは違うのよ」という敷居になっているし、その品位みたいなものを上手く活用できている。可愛いしキレイだし、めっちゃCOACHのバッグとか買ってあげたい。そんで「バッグなら○○さんからこの前もらったからいらないけど、一応もらっとくわ。でもこの色好きじゃないのよね、汚れるし」とか言いながら持って帰ってしれっと使っててほしい。「もう使ってしまってすぐ捨てちゃおうかと思って。明日にはゴミに出すわ。」とか言って。オッサンはキュン死ぬ。

 

キャンジャニ∞というプロジェクト自体が大成功だったと思います。しかもスタッフが全力で関ジャニ∞を女装化させようとしているところがもう最高。男子には、有無を言わせずスカートを履かせるのが1番良いんです。

 

 

神山智洋さん

WEST担なので、わが軍の女装の逸材、神山さんについての話を是非しておきたい。神山さんはデビューシングル「ええじゃないか」のMVの時点で女装をしているという、女装界としてはエリート中のエリート。お顔が女の子っぽいってわけではないはずなのに、ウィッグを被るとたちまち清潔な美人になれちゃうのよね。ほんっと堪らないわ。(いつの間にかオネエ口調に。)

神ちゃんの“スイッチ”が私はとても好きで。笑 無表情のスイッチが入ると機械のようにずっとエレクトロニックに踊ってるし、フィーバーしてるときは凄いハイハイピーポーになってる。笑 神ちゃんって難しくてめちゃくちゃ器用なのか融通が利かないのかよくわかんないときありますけど、それも神ちゃんの愛らしさということで丸ごと好きなんですが、女装に関しても同じことなのかなと思うんですよね。「女の子」として存在するぞという徹底された気合い。ええじゃないかの金髪ウィッグ青リボンから始まって、ズンドコパラダイスの柔軟パーマチアガールを経て、来たるはエエやんけェのガールズウェストです。これ、まだDVDになってないと思うんですが本当に凄いから。パラパラコーナーの一部として「エエやんけェ」という曲が挟まれるので、花道やバスクテにメンバーが散らばっているし、大掛かりにウィッグを被っている時間がないのです。だから神ちゃんはカチューシャを被る。カチューシャだけを被るんですね。というか、カチューシャだけを被ってちゃんと女の子になってるんですよ!!!!!!凄くないですか?!

「女装」という行為は男子が女子になる、という行為そのものを指すと思っているので、ウィッグやスカートやメイクは手段でしかない。カチューシャしか手段がない中で完全に女の子になりきり、セクシーポーズでオーディエンスを誘惑し、「私のほうが可愛いわ!!!!!!」と客席の女子たちを煽る。そんな神ちゃんの女装スキルの高さに思わず舌を巻いてしまい、他のガールズウェスト(桐山くんと小瀧くん)を全く見ていませんでした。完全に魅惑の智子ちゃんの虜。女のコンテンツとして、『プライド』とか『恥じらい』とかを提示してくる男の人は女装のプロだと思っているんですが(表現する“女”性として的を得ている)、神ちゃんはまさにそうで、女子の女子としての機微や“間”みたいなものを感覚的に理解し、アウトプットできている。(実際淳太くんを堕としてた)絶対神ちゃんってもっと演技したらすごいんだろうな~~。これからどんどんそういう技術で活躍していくんだと思う。神ちゃん好き~~!女装してなくても好きだよ~~!!笑

 

小瀧望さん

この人にも一応触れておきましょうか(棒読み)。すば子の節で前述したように、私は元々中性的な美形には興味が薄いんですよね。だってそんなもん、女装やあらへんがな!!!既にカワイイ女の子やがな!!!!!意外性も何もあらへんわ!!!!

しかし数々のMVでクオリティの高い美少女のコスチュームを披露している小瀧望さん(20)。見た目が完全に女の子でも性別は男なので一応女装という形を取っていますので、私が嫌いなハズありません。小瀧くんホントに顔が可愛いね!!!目が可愛いのかな、本当に可愛いよね…………ありえない……普通に女の子としてタイプだわ…。でもそこで傲っていないのが小瀧さんの精神の素晴らしいところだと思う。「俺って可愛い」というナルシシズムが一ミリもないもの。あくまでも「似合ってる?」「こういう女の人おるよな!おるおる!(クシャ笑顔)」みたいな無邪気さを保っている。だからこそ本当に可愛らしいんだと思うんですよね、小瀧くんの女装って。あくまでも“女性のモノマネ”をしています、というスタンス。しかも“極上に美しい女性のモノマネ”を。小瀧くんって精神的にとてもピュアだし、そういうところも女の子として推せます。女子ドルだったら先輩にすごくなついていて、先輩アイドルが卒業する公演で最初に泣き出して会場じゅうが「そんなに早く泣くなよぉ望美…………泣いちゃうじゃないか」と涙腺を震わせるやつだと思う。可愛いなぁ、望美。あと彼女はめっちゃ美脚のモデル体型です。ずっと見てられます。

 

Sexy Zone

「みなさ~~ん、こんにちは!!!セクシーガールズで~~~~す!!!」とダニー(勝利)に紹介されて入場してくるのが今回のツアーでの演出。5人が揃いの衣装に身を包み(白いポリスハットにライトブルーのトップス、白いプリーツのミニスカートに、赤いインヒールのコンバース=天才の仕業)、思い思いの“可愛らしさ”で爆撃してくる、女装界において史上最高にバイオレンスとも言えるべき快挙です。セクガルの敬愛する先輩方が彼らの破壊的な女装クオリティをツイートでレポしてくれているので、一人一人への言及は省略しますが(それの的確さには思わず閉口する)、本当に、“個”の美が凄まじいだけに目が足りない。Sexy Zoneの場合は皆が「噂の美青年」といった感じに中性的な顔立ちをしていて、中性的=天使、神聖、超越ということなので女装にはあまりにピッタリ(私の好みとは少しずれるのですが)です。ライブの途中で突発的に、しかも生着替えで女装をして登場するという言わばゲリラ戦法で攻撃してくるのですが、汗をかいておそらくほぼすっぴんであろうにあそこまでの可愛さ、“美女集団”のオーラ、クオリティの高さを叩き出せるのはSexy Zoneならではなのだなと思います。Sexy Zoneにしかできない快挙だと思う。天晴れ!!

 

 

私が女装に惹かれる理由

長々と女装をしているジャニーズの話をしてきましたが、私が好きなのは、つまり青年たちが表現する「女らしさ」なのだろうなと思います。彼らがどのように“女性”性を感じ、定義し、概念として潜在化させているかが一目瞭然に分かる。その表現の場が「女装」なのだろうと思います。

「女の子をする」ということ。社会・文化史研究家の三橋順子さんは著作の中で「doing female gender」としていますが、その行為の結果としての彼らの佇まい、ルックスの完成度とはまた別の、「男が女の格好をする」という、現象のちぐはぐさや意外性、そしてどうしても滲み出てしまう彼らの“男性”性。それらをいとおしく思います。

古来から男性が女装をしたり女性が男装をしたりすることで醸し出す、“双性”としての存在のただならぬ神聖さや非日常性は注視されてきたと言います。そして異性装をタブーとするキリスト教文化から離れた日本という文化世界のなかで、白拍子や歌舞伎などの性別越境の芸能が歴史の中で愛されてきました。ニューハーフや異性装者に寛容な国、日本。日本人は元来、そのような性別を越境した存在に惹き付けられ、またその文化を精神的に受け継いできました。そんな大それたこととは別にしても、ジャニーズ事務所は永遠に青年たちにスカートを履かせ続けるのだと思う。ファンである女性層の中にある、女性性とそれらが共鳴し合う限り、それの需要は途絶えないし、供給のクオリティも上がっていくはずです。強いるわけではないけれど、青年アイドルの皆さんにはこれからもウィッグとスカートを身につけることに意欲的になってほしい。(しかし意欲的になりすぎても興醒めしてしまうから難しい)これからも女装が、アイドル自らの“少年”性や“男性”性と闘わせることで魅力を相乗する手段であり続けてほしいと思います。

堅苦しいことを沢山言ったような気がしますが、私はジャニーズのぎこちない女装が大好きです。それはきっと、純粋に彼らのことが可愛いからです。

 

 

参考文献(というかただ最近読んだ本)

https://www.amazon.co.jp/女装と日本人-講談社現代新書-三橋-順子/dp/4062879603

https://www.amazon.co.jp/「女装と男装」の文化史-講談社選書メチエ-佐伯-順子/dp/4062584506

 

※なお、取り上げた各グループの演出や脚本について、ニアミスがあるかもしれませんが、指摘していただけると幸いです。